幅広いレベル・多様な国の学習者に日本語を教えたいなら英語は必須！
私は、フリーランスのオンライン日本語レッスンで稼いでいる、日本語教師です。
フリーランスですから、いかにして多くの学習者に選んでもらえるかで収入額が決まります。
「italki」というプラットフォームで日本語を教えていますが、italkiに登録している日本語講師は増加し続けていて、競争がとても激しいのが現実です。
学習者に選んでもらうためには、次の2つの方法があります。
①レッスン料を相場よりも低くする。
②他の講師よりもできることを増やして差別化する。
①を選ぶのは簡単です。ただ価格を設定し直すだけですからね。
でも、多くの人が①を選んでしまったら、日本語レッスンが価格崩壊してしまいます。
②には様々な方法がありますが、誰にでもおすすめできるのが、日本語を英語で教えることができるようになることです。
英語はグローバルな言語で、義務教育中何らかの形で英語教育が行われている国が多いです。
英語で日本語を教えることができれば、全く日本語の知識がない完全な初心者にも日本語を教えることができるようになるというわけです。
日本語を日本語で教える直接法という方法もありますが、英語ができる学習者に対しては、英語を使った間接法で日本語を教えたほうが効率がいいです。
英語を使って間接法で教えれば、60分のレッスン時間内で教えることができる量は倍以上になると思います。
また、講師側のレッスンの準備時間も、英語が使えるようになれば大幅に短縮できます。
フリーランスの日本語教師としてたくさん稼ぎたいなら、英語は必須のスキルだと思います。
英語学習におすすめの本・学習教材
まずは教材選びです。
辞書は、学生時代に使っていたものがあれば、それを使ってもいいと思います。
でも、もしその辞書があまりにも古いのであれば、最近の言葉が載っていない可能性があります。
その場合は、新しい英和辞典と和英辞典を1冊ずつ買ったほうがいいと思います。
Google翻訳などを使えば、辞書がなくても調べることはできます。
でも、辞書にはその単語を使った例文なども載っていますから、その単語の用法についても学ぶことができます。
できれば英和辞典と和英辞典が1冊ずつ手元にあるといいと思います。
英文法に自信がないなら、まずは文法をひととおり学び直すのがいいと思います。
おすすめなのが、「すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 1億人の英文法（大西泰斗 、ポール・マクベイ）（東進ブックス）」です。
これ、とてもいいです！
英語のシステムをわかりやすくシンプルに説明してくれていますし、ネイティブスピーカーの意識についても詳しく解説してあります。
分厚い本でそれなりに時間がかかりますが、この本に書いてあることを知っているのと知らないのとでは、その後の英語学習に大きな差が出ると思います。
これをひととおり読むことで、英文法の全体像と個別の文法や単語のイメージをつかむことができます。
次は、語彙力の増強です。
知らない単語が多すぎると、毎回辞書で調べなければならないので、とても時間がかかります。
ある程度の語彙力は必要です。
語彙力UPのために私が選んだのは、「DUO 3.0 （ 鈴木陽一 ）（アイシーピー）」です。
これは、「現代英語の重要単語1600＋熟語1000を重複なしで560本の基本例文に凝縮」というユニークな単語集です。
実際に使ってみると、本当に効率よく必要な単語と熟語を覚えることができました。
DUO3.0を使って毎日少しずつ勉強し、2周目が終わった頃には、レッスンの準備時間が大幅に短縮され、かなり楽になりました。
DUO3.0にはCDが別売されています。
DUO3.0をひととおり読み込んだ後、この復習用のCDを使って、発音とリスニングを学んでください。
会話の練習がしたいなら italki でオンラインレッスンを受けてみよう！
英会話の練習をしたい場合は、「italki」などのウエブサイトに登録し、多少お金を支払って英語のオンラインレッスンを受けることもおすすめです。
italkiは、自宅でオンラインで英会話の練習をすることができるので手軽です。
語学スクールに通うよりも、はるかに安く英語を学ぶことができます。
1回ごとに予約できるシステムなので、1度試してみてもしその講師と合わないなと感じたら、次回は他の講師で予約すればいいので気軽に利用できます。
italkiに登録されている講師数はとても多いので、きっと自分に合う講師を見つけることができると思います。
英会話が初級レベルなら、italkiで「講師を探す」ときに「他に話せる言語」に「日本語」と指定して講師を検索するといいと思います。日本語がわかる講師から学べたら安心ですからね(^^)
italkiで学習者の立場で学んでみることで、自分のレッスンを組み立てるときのヒントを得ることもできます。
オンライン日本語教師として働きながら海外語学留学に行くこともできる！
英語を学習するために、短期の海外語学留学に行くのもおすすめです。
オンライン日本語教師の仕事は、インターネットとパソコンがあれば、どこでもできる仕事です。
オンライン日本語教師として収入を得ながら、海外に語学留学することもできるというわけです。
仕事を辞めずに続けたまま留学するので、経済的なリスクも少なく、心に余裕を持って留学生活を楽しむことができます。
でも、英語を学ぶために物価が高い欧米に留学したら、費用がたくさんかかります。
費用を考えるなら、例えば、フィリピンのような物価が安い国に留学すれば、経済的な負担をかなり少なくすることができるのでおすすめです。フィリピン人の英語力は、世界にも認められています。
リスニング対策にはフォニックスを学ぶと効率的・効果的です。
リスニング対策のためには、英語のスペルと発音の関係、つまりフォニックスを学ぶと効率的・効果的です。
フォニックスに関する教材はたくさんありますが、私が使っているのは「フォニックス英語リスニング（ジュミック今井）」です。
音声ファイルをダウンロードできるので、それを聞きながらフォニックスについて詳しく学ぶことができます。説明がわかりやすくておすすめです。
日本語レッスンでよく使う英単語・表現を学ぶ
「すべての日本人に贈る「話すため」の英文法 1億人の英文法（大西泰斗 、ポール・マクベイ）（東進ブックス）」、「DUO 3.0 （ 鈴木陽一 ）（アイシーピー）」、「フォニックス英語リスニング（ジュミック今井）」まで終われば、英語の基礎力は身についています。
次は、日本語レッスンでよく使う英単語と表現について学んでいきます。
「初級日本語 げんき」または「みんなの日本語（初級・中級） 翻訳・文法解説 英語版」を読みながら、わからない単語を辞書で調べていきます。
日本語レッスンで使う英語表現は、ある程度は限られています。
だから、まずはこの方法で的を絞ってするのが効率的だと思います。
まとめ
英語ができるようになると日本語教師としてのビジネスチャンスが増え、収入を増やすことができるようになります。
毎日30分でもいいので英語学習を始めてみることをおすすめします(^^)
フリーランスのオンライン日本語教師の仕事については、↓↓↓の記事に詳しく書いたので見てみてくださいね！
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